アンズスズメ ブログ

最初は音楽制作中心になると思います。

レキソタンの恐怖

 私は以前レキソタンというベンゾジアゼピン抗不安薬を飲んでいた。こういう薬は飲むことでイライラや不安を鎮めるものだと思われる。だが、はっきり言おう。飲まないで済むなら飲まないほうがいい。もっとも、統合失調症なんかでは、逆に自己判断で服薬をやめてはいけないようではあるが。  

 若い頃の私はレキソタンを1日につき3錠ほど飲んでいた。ただし、何mg相当を飲んでいたのだかもうよく覚えていない。これを飲むと、確かに、ボーっとしてくるのか、脳みそが落ち着きはする。しかし、それは本来の私の脳の回転の速さを奪っていたようだった。朝起きるのが非常に困難になり、世を忍ぶ仮の学校あるいはバイトなど、外に出るのがつらかった。イライラや不安は静まっても、日常生活に支障をきたしてきた。そのため薬を飲むのを止めようとしたのだが、その時とても大変だったのが、このレキソタンだった。  

 何が大変なのかというと、服用をやめて一日か二日たつと、禁断症状か何かは分からないが、急に何も手に付けられないぐらい気分が落ち込んでしまうのである。この禁断症状のような時期を乗り越えないといけなかったのだった。 この時期さえ乗り越えればもうレキソタンを手放せるのだが、この薬はもう二度と飲みたくないなと思っている。ついでに、アモキサンはあっさり簡単にやめられた。