アンズスズメ ブログ

最初は音楽制作中心になると思います。

不眠の恐怖

 そういえば、少し前、2ねんまえぐらいに、「不眠で辛かったから」という理由で、自分の病院の患者を殺害しようとして捕まった開業医がいた。不眠で辛かったから殺人というのは一般的には意味不明なものだと思う。しかし、不眠で辛いというのは個人的にはよくわかる話だなと思った。

 私が不眠で最初に悩まされたのは、確か、世を忍ぶ仮の学生時代のある時期だった。体は疲れているのに眠くならないのだ。体験したことのない人がこの文章を読んだら、そんなことあるわけがないと思うだろう。 私の場合、眠りに入る時は、起きている時は頭の中で行っている、空想が活発になっていき、だんだん夢と現実の区別がつかなくなって、気が付いたら朝になるという感じである。ところが不眠になると、目をつぶっているだけで、ずっと意識が遠のかないまま、夜が明けてゆき、おなかが減ってくる。そして朝になるのである。こんな状態が8か月ぐらい続いたが、最終的に学生時代の時は自律訓練法とかいうのを覚えて一応直すことができた。

 ところが、2014年にも再び不眠に悩まされることになったのでした。思い起こせばパソコンばかりやって不健康な生活であり、姿勢も悪く、方は固く、胸郭出口症候群になっているという状況だった。このときは本当にこのまま不眠で死ぬのではないかと思った。結局、去年生活環境を整え、胸郭出口症候群治療もして、健康な生活を取り戻そうとするうち、また眠れるようになった。でも、そのために1年以上かかった。